- ボッチSUP始めたけど気をつけることは?
- 川で遊ぶのにルールってあるの?
- 緊急時はどうすればいい?
一人でリバーSUPを楽しむためには、川のルールや安全面の配慮が必要になります。特に一人で始められる方は緊急時の連絡手段や川に落ちたときのセルフレスキュー、流されたときの安全場所の確認などの対策を考えておく必要があります。
また、川は公共の場でもありますので周りの利用者に配慮し迷惑をかけないように心がけましょう。
U.G初めまして、高知県でリバーガイドをしているU.Gです。
リバーガイド歴9年。
プライベートでも「川下り倶楽部」という、リバーSUPの中でも激流を下るサークルを運営しています。
私はリバーガイドとして9年働いていますが、川で死んでしまうかもと思ったことが二度ありました。ラフティングの聖地で有名な「徳島県の吉野川」と、仁淀ブルーで有名な「高知県の仁淀川」です。
どちらのケースも私の知識・経験不足による行動や根拠のない自信によるものですが、奇跡的に生還できたのは運が良かったからだと思っています。
一人で無茶なことをする人はいないと思いますが、川で遊ぶ際には「一人だからこそ」気をつけるべきことを理解しましょう。
この記事を読めば「初心者が川で注意すべきこと3つ」が分かります。リバーガイド歴9年の経験をもとに分かりやすく解説します。
お一人様リバーSUPを目指している方は最後まで読んでください。
注意するべきこと
河川のルール
【川や河川敷は国民共有財産なので、原則誰でも自由に利用しても良い場所ですが「利用範囲にも制限」はある】
自由使用には、釣り・キャンプ・散歩・水遊び・BBQ・少量の砂利や石の採取・他の利用者に危害や迷惑をかけない利用とあります。
SUP楽しむ際には「パドルやボードが当たらない距離、他の利用者の妨げにならない距離」を保ちながら安全な場所で遊びましょう。
また、一般的ではない利用をされる場合は「許可が必要になる可能性」があるので、都道府県の河川管理担当部局に連絡をして確認を取るとよいでしょう。
”川での直火は不法行為なの知ってた?”
川の状態
【川の流れ・地形の変化・障害物・風の確認】
増水後でなくても川の流れが強く「自分のスキルでコントロールできそうにない」と判断したときは『絶対に川に入らない』ようにしてください。
周りに人がいたとしても、あなたを助けれる経験も道具もない人がほとんどです。仮に助けに来てくれたとしても二次災害が発生した場合、他人の人生を巻き込んでしまいます。
【初心者③】でも触れましたが、増水後は竹や木などの障害物が川底に刺さっている場合があるので必ず確認をしましょう。川が濁っている場合など水面下の状況が確認ができないときは無理に入ろうとせず、濁りがなくなるまで待つか諦めるのも大切です。
川では強い風が吹くこともあり「追い風・向かい風」によって、上流や下流に流されて戻れないこともあります。陸の上でもボードの置き方・持ち方・運び方で、強風に煽られたボードがぶっ飛んでいくこともあります。
ぶっ飛んだボードの先に人がいた場合、大きな事故にもつながるので風が強いときは無理せず風が落ち着くまで待ちましょう。
”SUPは安全第一”
自分の実力
【自分のスキル・レベルに合った場所で練習する】
始めたばかりの頃は「足の裏が痛くなったり、足の筋肉が持たない」場合があるので、体力や筋力があまり発達してないようでしたら時間を短めにして「体を作り上げていく」ことも大切です。
足の筋肉が発達してないと、意図しないタイミングで転倒したときに大きな事故に繋がります。
また、季節や時間帯で強い風が吹くこともあるので風が吹く時間帯は避けるようにしましょう。特にインフレータブルボードは風に弱く流されやすいので、体力が残ってないとそのまま戻れなくなります。
体力・技術が未熟なうちは近場で練習しながら徐々に練習量を増やしていきましょう。
”自分の実力以上の挑戦は避ける”
事故発生時の対応
【溺れている人を発見したら「監視」「周りへの呼びかけ」「連絡」「道具」4つの行動】
【監視】溺れている人を見失わないように追跡。
仰向けになって足を上げさせる様に指示(フローティングポジション)同時に「溺れている人がいるぞー」と大きな声を出して周囲に呼びかける。
【呼びかけ】周りに状況を知らせて協力者を見つける。
指をさしてアナタ手伝ってくださいと指名することで、さされた人は責任感が芽生え協力してくれます。誰かが助けるだろうという集団心理の殻を破り指名することで確率を上げる。
【連絡】119番(消防署)に連絡、救助を求める。
その時の状況で自分で連絡するか、協力者にお願いする
【道具】救助に使えそうなものを探す・使う
ペットボトル・ボール・クーラーボックス・長い棒等の救命・浮力に使えそうなものを探したり提供をお願いする。
以上が溺れた人を見たときの対処法ですが一番やってはいけない行動は『一人で川に飛び込んで救助する』です。二次災害で最も多い事故は『助けに行った人が溺れる』ケースです。川のレスキューは一人で出来るほど甘くはありませんので、必ず複数人で協力して行うのが鉄則です。
”川に飛び込んで助けに行かない”
【自分が溺れそうになったとき】
自分が溺れそうになったら「ボードに再乗艇(リカバリー)」か「仰向けになって足を下流に向けて足を上げる(フローティングポジション)」のどちらかを選択する。
再乗艇(リカバリー)するときに気をつけてほしいのが「フットエントラップメント・ボディエントラップメント」の危険性。水中で立つ姿勢をとろうとすると川底の障害物に足をぶつけたり、障害物の隙間に足首や体がハマって溺れる危険性があります。この危険を知ったうえで再乗艇するべきか、フローティングポジションでやり過ごすか選択する必要があります。
SUPの場合はうつ伏せの状態でリカバリーするので、体育座りのように膝を曲げた時に膝の皿をぶつけないように下流側から乗るようにするとよいでしょう。
ボードの上が基本安全なので素早いリカバリーが優先ですが、岩が多く危険を感じるのであればフローティングポジションで危険を回避するのも大切です。
”一瞬の判断が命取り”
【最後のライフラインは電話】
怪我や事故、体調不良などでその場から動けなくなるとかなり厳しい状況になります。その場合、基本誰も助けに来てくれません。近くに人がいれば気づいて助けてくれる可能性は高くなりますが、人気のないところや遠くで動けなくなったときはかなり低いでしょう。
特に一人でダウンリバーをしていた場合、人とすれ違うことが少ないばかりか人が降りられる場所が限定されているので存在すら気づかれない可能性があります。この場合119番に連絡をして救助を待つしかないのですが、通信手段がないと最悪です。
必ずスマホ・携帯電話は持って行きましょう。できればライフジャケットのポケットに入れておくと安心です。ドライパックなどに入れてボードに取り付けていた場合、ボードが流されると使えなくなる危険性があります。
”備えあれば憂いなし”
まとめ
以上が【注意するべきこと】ですが、緊急事態って早々ないので「イザって時に動けない」のが現実。だからといって知っているのと知らないのでは大きな差があるので、最低スマホだけは持っていきましょう。
”アウトドはリスクを楽しむもの”



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